グルメプレミアム食事券とは、加盟している対象の飲食店で使える食事券をプレミアム付き(1万円の商品券が9,000円で購入できる等)で販売するサービスです。
脱コロナの動きが広まった頃から全国各地で続々と導入されており、主に都道府県や市町村の自治体や商店街がグルメプレミアム食事券の発行元となっています。
国や行政からの財源で20~30%ほどのプレミアムが付くケースが多いので、食事をお得に楽しみたい方は是非活用しましょう。
なお、使えるお店が指定されているためAppleギフトカードやAmazonギフト券のような「店舗指定型」のギフト券とも活用法や特性が異なります。
定番のギフト券や商品券との違いについても詳しく解説いたしますので、購入をお考えの方のご参考になれば幸いです。
発行元によって違いがありますが、グルメプレミアム食事券の概要と全体の流れをまとめました。
発行元が予算、販売開始時期、使用期限、販売価格、プレミアム、加盟店募集などの企画をします。
グルメプレミアム食事券は予算に応じて販売数や1人(1世帯)が購入できる数を限定している場合があります。
人気が高いグルメプレミアム食事券は早期完売になることもあるので、販売情報や発売日を事前にチェックして早めの購入を心がけましょう。
よくあるグルメプレミアム食事券の内容とルールの一例をご覧ください。
実際に購入・利用するグルメプレミアム食事券の詳細情報を必ずご確認ください。
食事券を使って対象加盟店の支払いで使う。
お店側は商品券の発行元に対して換金手続きをする。
グルメプレミアム食事券は使用期限が決まっています。
有効期限切れになると価値がなくなるので注意しましょう。
使用期限内であっても基本的にグルメプレミアム食事券は払戻ができません。
使い切れないと損する可能性があるので計画的に使い切るようにしてください。
グルメプレミアム食事券の多くは、国や自治体が経済支援策として税金を財源にして発行するケースが多いです。
コロナショックで衰退した飲食店に客を呼び戻し、中小規模の飲食店存続を支援して個人の消費意欲を高める狙いがあります。
そのため、額面に対して上乗せされるプレミアム分と発行などに関わるコストは発行元の負担です。
一部でお店単体やチェーン店がお客を囲い込む目的で独自のグルメプレミアム食事券を発行するケースもありますが、相応のプレミアムが付いているのであれば利用価値が高いものだと言えます。
こちらの記事では、これまで期間限定で発行された各地域のグルメプレミアム食事券の中でも特にお得な事例をピックアップしています。過去にどれだけお得なグルメプレミアム食事券が販売されていたのかを知り、今後の食事券入手のヒントやお得に買い物するチャンスに繋げましょう。
事前購入したチケットで額面分の買い物をする流れは、AppleギフトカードやAmazonギフト券などのギフト券と同じです。
ただし、贈り物としての需要が高いギフト券とは違って、グルメプレミアム食事券は自己利用の目的で買う人が中心です。
Appleギフトカード、Amazonギフト券、全国百貨店共通ギフト券、ビール券など定番のギフト券・商品券は有効期限が長くて、全国どこでも使えるメリットがあります。
使わない場合でも友人・知人に譲渡することや金券ショップに売って現金化できるため、貰って困る人が少ないです。
グルメプレミアム食事券は都道府県や市町村が発行しているものが多く、使えるエリアが限られています。
また、エリア内でも加盟店でしか使えないデメリットがあり、全国展開の大手チェーン店は扱っていないというケースも珍しくありません。
同じようなエリア限定のギフト券に地域型ギフト券が存在します。こちらもプレミアム付で販売されており限定地域内でのみ使用できる点で似ていますが、地域の中小事業者支援や地域活性化を目的として発行されています。こちらの記事で詳しく解説していますのでグルメプレミアム食事券と併せてお得に買い物をするヒントにしましょう。
さらに有効期限が短く設定されているので、必要性のない人の手に渡ると気付かぬうちに期限切れになって価値がなくなってしまうリスクがあります。
紙タイプの場合はおつりが出ないなど計画的に使わないといけないため、ギフトなどプレゼントとの相性が悪いでしょう。
昨今のグルメデジタル食事券はスマホの専用アプリなどを使ったデジタルタイプが主流になりつつあります。
AppleギフトカードやAmazonギフト券などの電子ギフト券はギフトコードを使って譲渡ができますが、グルメプレミアム食事券は転売防止を目的とした第三者への譲渡が禁止です。
そもそもの仕様が自己利用に限定されているケースが多いので、ギフトなどのプレゼントには使えないものだと認識しておいてください。
全国百貨店共通商品券など紙タイプの商品券・ギフト券は、街中にある金券ショップなどが額面に対して最大80~90%以上の換金率で買取してくれます。
紙タイプの商品券に専門の買取業者があるように、EメールやLineなどで受け取ったデジタルタイプのギフト券にも専門の買取業者があるのをご存じでしたか?
AppleギフトカードやAmazonギフト券などの電子ギフト券は店舗型の金券ショップなどが扱っていませんが、ネットの電子ギフト券買取専門店で80~90%以上の換金率での換金が可能です。
▼電子ギフト券専門の買取参考サイト(外部サイトにリンクします)
それぞれショッピングをお得にする目的で安く買おうとする需要があることと、第三者への譲渡を前提にして作られたギフト券ならではの特性が関係しています。
グルメプレミアム食事券は基本的に金券ショップやチケットショップで売ることができません。
有効期限が短くておつりが出ないため高換金率になる条件を満たしていないことが関係しているほか、発行元が譲渡・転売を禁止しています
税金を財源にプレミアムを付けているため、大量購入して即現金化する行為は世間からバッシングを浴びますし、それを転売品として売るお店側も非難の対象になります。
電子ギフト券のようにギフトコードで譲渡することもできないため、店舗・ネットを問わずグルメプレミアム食事券を業者に売って換金することはできません。
有効期限が10年あるAmazonギフト券や有効期限なしのAppleギフトカードは使う予定がなくても持っていて困りませんし、いざとなれば高換金率で現金に変えられます。
プレゼントに電子ギフト券を検討されている方はおすすめの電子ギフト券3種類の特徴と選び方を詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
グルメプレミアム食事券は使用期限内に使い切らないと損をしますが、通常の商品券・ギフト券ではありえない20~30%のプレミアムが上乗せされている理由で人気を集めています。